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日本人の価値について考えてみたこと。

【とあるコンサルの方のお話から考えたこと】
 
近頃、日本人のグローバル競争力が低い!
どげんかせんといかん!という声が多い気がします。
そこで、「グローバルな労働環境における日本人の価値ってなんだろう。」
ということを考え続けていたところ、あるコンサルの方に出会いました。
その方は、「日本人ならではの強みは明確にある。」とおっしゃっていました。
 
<育てられ方と国民性>
日本人の強みは、フォロワーシップ(協調性)
反対に弱みは、リーダーシップ
 
その方が言うには、ある種の国民性なるものは
「育てられ方」に起因するのだそう。
例えば、中国人は「とにかく勝て!一番になれ!」と教わり、
アメリカ人は「オンリーワン、あなたはどうしたいか?」が問われ、
日本人は「人に迷惑をかけてはならない」と教わる。
つまり、日本人はアイデンティティの中に「和を重んじる精神」が
刻み込まれているのだということです。
 
でも近年では、国際化の進展に伴い、
協調性が強すぎるが故に相手任せの姿勢や
自分の意見を持たないことが指摘されており、
むしろネガティブな見方をされることが多いような気もします。
 
では、このような日本的価値観がグローバルの世界で
必要とされることはあるのでしょうか。
あるのだとすれば、いつどのように必要とされるのでしょうか。
 
先日、ハーバード大学が学力テストを廃止することを表明し、物議をかもしました。
改革者はテストを廃止する理由の一つとして、
「人間の価値は学力テストで図れる能力だけではなく、
倫理性や精神的なバランスも同じく重要であること」をあげています。
 
ハーバード大学は、スタンフォード大学に次ぐ起業家輩出校であり、
あらゆる領域の最前線で活躍する人材を世に送り出しています。
そのハーバードがこのような改革を行った背景には、
単純な不平等の改善のみならず、多様な人材の確保、
もっといえば、これまでスポットライトが当てられてこなかった
【極めて人間的な部分】への注目が高まっているということが
いえるのではないでしょうか。
そして、その人間的な部分こそが、
これからのビジネスを大きく動かす要素の1つになることが予測されます。
 
そうなれば、より日本人の「協調性」というソフトな魅力が、
国際社会で輝く日が来るかもしれません。
 
私たちは時折、「〇〇らしさ」という括りで語り、語られることを嫌いますが、
やはり同じ文化的コンテキストの中で育った人の中では、
共通する要素がふわりと存在するような気もするのです。
 
国民性については諸説あり、
普段は公の場でこういう話はしないようにしているのですが、
今回はなんとなく「そうかもなぁ」と思ったので、記事にしてみました。